「Studio関連」カテゴリーアーカイブ

機材の事やレコーディングの話など。。。

ストリングスカルテット Recording

新年あけましておめでとうございます。

2ヶ月ほど前になりますが、兼ねてより念願だった
このスタイル(コントロールルーム↔︎ブース)で
ストリングスのセクションを録りました。
Vln ×2、Vla、VCというカルテットでのレコーディングでした。

ミュージカル「本日も休診」のレコーディングでした。
ストリングスを夕方に終えリードのレコーディングという事で、
大急ぎで通常スタイルに入れ替え作業がありバタつきましたが、
何とか録り切れた次第です。

これで、このスタイルにしてから、
ドラム、ブラスセクション、ストリングスセクションと
概ね、思っていたパートのレコーディングが出来ました。
実際にやってみて良い感じに録れる事が確認出来ましたので、
(特にドラムは良かった)
今年からこのスタイルの案件も増えて欲しいなと思います。

ご検討の際は是非スタジオ候補に加えて頂けたら幸いです。

今回のインプットは、、、
Mic:
DPA 4003 ×2(エンジニア持込)
Neumann KM184 ×2
Neumann KM184 ×2(エンジニア持込)

HA:
AURORA AUDIO GTP8




※画像クリックで拡大します


ブラスセクション Recording

少し前になりますが、10月下旬にMellow Youthというバンドの
ブラスパートのレコーディングで使って頂きました!
通常スタイルでソロは何度か録っていますが、このスタイル(コントロールルームとブースの入れ替え)で
お初のセクションのレコーディング。

サックス、トランペット、トロンボーンのトリオでしたが、
キューボックスが2台しかないので兼用してもらい録りました。
(最悪、簡易キューシステムは出せるようにしてました)

マイクはNEUMANN U87、U87i、U87Ai(全てオールド)
オフマイクにAKG C414-EB。
インプットはSSLとNEVE3405でご機嫌な音で録れました。

録り音、モニターの音質など気に入って頂けたようで、
今後も色々使ってもらえたら嬉しく思います。




※画像をクリックすると拡大します

念願のDrumレコーディング

スタジオ移転して半年が経ちまだまだコロナ禍ですが、
動画撮影が出来て、生リズム(バンド)録れるスタジオ…
という構想をようやく実現する事が出来ました!

コントロールルームの広さをブースとして使い
ブースをコントロールルームとして、
双方向で使える仕様に2ヶ月掛けて回線工事を行いました。
全回線を新品のケーブルに更新しましたので
通常レコーディングの音質もかなり良くなりました。
キュー回線に至るまでとても高音質になり
気持ちよくレコーディングして頂けるかと思います。

注:リズム録り時はブースがコントロールルームになるので、
手狭になりますがご容赦下さい。

先日、手初めにテストでドラムを初レコーディングしました。
思っていた以上に良い感じに録れる事が確認出来ました!




※画像をクリックすると拡大表示されます



魔法の Audionamix VVC

年末から、昨年ライブレコーディングした2公演分の編集、ミックスを進めています。
作品によって、まんまのモノもあるようですが当スタジオでやっている作品は
ライブ作品でも歌直しは行います。
                                  
スタジオテイクとは違い一筋縄では行かないので、いつもの難関に遭遇します。
なぜなら、ただ直しただけでは成立しないのです。
                            
ライブ録音ではオーディエンス用マイクを2〜3ステレオ分くらい
客席に立てて録っています。このマイクの成分がいわゆる「ライブ感」なのですが、
このオーディエンスマイクには当然メインスピーカーからの出音も収録されています。
ようは、ミスしている歌もそのまま録っているので歌を直すと場所によって
歌がダブって聴こえる訳です。
                         
毎度毎度、これを回避するのが本当に大変なのですが、
この度「2mixのボーカルの成分をセパレートして増減出来る」という
天の助けとも思えるプラグイン情報を入手して半信半疑でしたが、
この後に控えているライブミックスを考えて導入しました。
                             
それが、Audionamix ADX VVC (Vocal Volume Control) というプラグインです。




ADX VVC
                            
元々ライブミックス時のオーディエンス用途で出来たモノではないと思いますので、
綺麗サッパリという訳には行きませんが、と言っても
かなりの優れモノでダブって聴こえるのはかなり回避出来ました。
                             
処理の時間をもう少し短縮してくれると尚良しですが、
それは今後に期待します。
                          
Melodyneに続き間違いなく、この ADX VVCも神器です。
                             

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。
昨年は皆様のお蔭で本当に忙しくさせて頂いた1年でした。
今年も、より一層、皆様のご要望にお応え出来るように
精進して参りたいと思いますので昨年同様に宜しくお願い申し上げます。

何か音楽制作でお困りの事、お悩みがありましたら、
先ず真っ先にお問い合わせ下さい!!

Gold Rush Studio 代表 杉本 敏



MacPro mid2010 CPU換装

                     
仕事が一区切りついてCPUの価格も手頃に落ち着いて来ていたので、
かねてより気になっていた、MacPro mid2010 CPU換装を決行しました。
6コアはマストであったのですが、全て自己責任ですし
コストパフォーマンスも含め最大限リスクのない「モノ」を
色々物色して調べて悩んだ末、Intel XEON X5675 3.06GHz 6コアCPUに決定。
同世代CPUで、もっと高クロックもあったのですが、TDP 130Wという事で
アップルの規定内に収まらないので規定内で最高クロックなのが、
X5675という所でした。
(実際このX5675はMacPro 2012 CTOで製品にもなっていたので安心かと)
                     
写真 2015-11-15 16 19 05
これが購入したIntel Xeon X5675 2個です
                  
そして、CPU換装にヒートシンクを取り外すための
先の長い六角レンチ & 乗せ換えるCPUに塗布するグリスを準備
                   
写真 2015-11-15 16 22 53
アマゾンより購入しました
             
あとはMacProを開けてCPUが乗っているボードを抜き出します。
(本当にこのMacProは綺麗にコンパクトに扱い易く作られています
なんで現行のゴミ箱MacProになったのか不思議でなりません。。。)

写真 2015-11-15 16 23 09

シルバーのアルミ部分がヒートシンクなので、ネジ穴は上の8つなので
それを緩めてヒートシンクを取り外し、CPUを入れ替えてグリスを満遍なく塗布して
ヒートシンクを戻してネジ締めて完了!
ものの15分程度で難なく終わりました^_^

さて、肝心な認識、動作確認ですが、なんの問題もなく、すんなり認識してくれました!
メモリも1333MHzにちゃんとクロックアップしています。

Screen Shot 2015-11-15 at 6.22.32 PM
                    
少しだけストレステストをしていますが、問題なく行けそうです(^o^)
めでたし めでたし!!




まだまだ使って行こうと思っている仕事用メインPCなので、
メモリ、SSD換装に続き、CPU換装でした。

メインシステム入替 その3

今回のシステム入替に購入した機材&ソフトウェアーが届きました。

この他にノンパッケージのプラグインがあります。
今進行中のプロジェクトはProTools HD3 Accelで行っているので
これが完了したらProTools HDXへ移行作業を進めます。
とはいえ、せっかく届いたので現状のシステムでProTools HD10は
使用可なので早速オーソライズしてインストールしてみました。

オーディオエンジンがDAE、プラグインがTDM & RTASの環境だと、
そうそう大差がある訳でもないのですがソフトウェアを上げていくと
音の傾向がハイファイになって行くのですがHD10も例外なくソレでした。
普段HD8をメインに使っているので、その違いがよく分かりました。
(HD9とは、あまり変わらない印象です)

普段から聴き慣れているせいか、明らかにHD9,10の方が、
レンジが広くシュッとしているのですが、
HD8のゴリッとした感じが僕好みではありますね。
もう使えなくなるんですけど…

HD I/Oは、Rec時ではスタジオの規模から考えて、こんなに必要は無いのですが、
ミックス時のアウトボード用に16in16outにしました。
HD I/Oは、かなり評判が良いので楽しみですね。

またご報告します。



メインシステム入替 その2

続き…

一番悩ましいのはプラグイン関係…
皆さんそうだと思いますが膨大な数のプラグインが
インストールはしてあるけど実際よく使うプラグインは、
実際はホント数えるくらいなのです。

前回少し触れていますが今回のProToolsアップグレードでは
オーディオエンジンから、プラグインフォーマットまで
全てが変わります。
なので今まで使っているモノで継続して使用出来るモノがほぼ壊滅的…
あ、D-Subマルチケーブルは使えます(笑)

とにかく互換性を第一に考えないとダメなので
当然プラグインが重要なのですが、
たまに使うプラグインの扱いをどうしたモノかと悩みました…
せーので全部買えば良いのだけど、そんな予算はあるはずも無く
ProToolsアップグレードが高額なのに加えて
MacProも買い換えになったので、
当然その他の出費は出来るだけ抑えたい訳です。
だけど、過去のセッションと互換を保つ必要があるから…と
色々業者とも吟味した結果、そこそこ出費する事になりました。
(想定内というか予想通りと言いますか…)

もちろん、こういう時は、コレもいるかなぁ?…アレもいるなぁ…と
予定していた予算を軽くオーバーする事が多いですし、
そして何より、時期的に年末〜年始だったので、
メーカー各社1年で最も大きな特大セールをする期間中だったので、
「これは買いかな?」「今のうちだ!」と色々葛藤して、
結局、予定していなかったモノまで買っていたり…等々
それも相まって予算は確実にオーバーしました…
そこそこ金額がまとまってしまったけど、
買った内容から考えると、かなり安く購入出来ました。
いつかは「買うモノだから」と思って良しとしています。

買ったものリスト
WAVES HORIZON,SSL4000 Collection,Avid Tier3[TL SPACE],
UAD-2 Satellite QuadCore,PluginAlliance 7種…etc

とりあえず、償却出来るように頑張って仕事しつつ、
足りないモノは都度買い足して行こうと思います…

まだもう少し必要なモノがあるので、それを買って
とりあえず、今回の出費は一段落かと。

誰かが待っている訳ではないけど、
また次回報告します。



メインシステム入替 その1

言い訳ですが、Facebookの方が手っ取り早いので、
なかなかブログを書くのが滞ってしまいます。。。

これまでもFacebookのGold Rush Studioページと連携はしていたのですが、
今回「少しは書くようになるかな?」という期待も込め、
別の連携方法で設定したので、そのテストも兼ねて投稿。

間もなくMacProで動かしているメインシステムの
Avid ProTools HD3 Accelをアップグレードします。
年末から、それに向けて業者と打ち合せをしていました。
今回のアップグレードではハードウェアー含めて総取っ替えになり、
プラグインのフォーマットがTDM,RTAS→AAX DSP,AAX Nativeに変わり、
オーディオエンジンも変更されているので全く互換性がないのです…
他メーカの製品では、こんな事は先ず無い事で、
相変わらず厄介な事をしてくれますAvid様は。

過去のセッションが開けないと困るので、
互換性の面で、それに伴い慎重に選んで新規購入しないと駄目なモノ、
アップグレードが必要なモノ、切り捨てるモノ…などを選定して、
昨今の「PCにインストールするモノ」としては格別に高額になるので
予算面も悩みながらでしたが、
つい先日「コレで行こう」という所まで、ようやく来て決済して来ました。

まず最初に、使っているMacProがProToolsHDXに対応していないという事で、
そこから始めました。G5から続いているMacPro シルバーの
見た目、拡張性など、とても気に入っているので、
現行MacPro(ゴミ箱)は見た目が僕好みではなく、
拡張する全てが外付けになるので見た目、取り回しがスマートじゃないので、
元々リリースされた時点でそそられるモノが皆無だった。

そこでシルバー最終モデルMacPro 2012は個体としては
CPUクロック数の違いはあれど2010と同じモノなので
2010 or 2012を第一希望。
(年式から考えると価格が高騰していて高値でしたが)
当然、中古になる訳ですが仕事のマシンなので見た目も大事ですが、
何より使用頻度、使用用途が概ね分かっている個体に限定して物色していました。
たまたま昨年末にMacPro 2010 8コア の使用頻度が少なく
状態の良いワンオーナー品を発見して迷わず即決しました。
(メモリ容量が少なかったので別途8GB×4を購入し換装しました)

これでマシンの問題は解決。

慣れない事すると疲れますね…
という事でプラグイン関係は次回「その2」で。



メンテ中 Neumann U87 Ai 退院

メンテナンスに出していたNeumann U87Ai が戻ってきました。
いつもStudio System Lab様に依頼していますが、
とにかく最初から最後まで行き届いたサービスを提供されていて、
技術的に素晴らしい事はもちろんですが、親切丁寧で迅速な対応に
本当に信頼しております。
今回も素晴らしい仕事をして頂きました!!


そして、とてもコンディションの良い個体だと、
お墨付きまで頂き安心して使えます。
このU87Ai は初期の個体で現行の中国製ゼンハイザーではなく
正真正銘 ドイツ・ノイマン製です。
(外側だけ同じで開けたら中身はビックリするくらい全く別モノです…)
もちろん音もです。

決して、いわゆるヴィンテージ好きで現行なんて…と
毛嫌いしている訳ではなく(全部が全部ではないですが)
比べると明らかに現行の物より優れてます。

古いモノなので大事に長く使って行きたいと思います!!



 

MacProのHDをSSDへ換装

随分書いていませんが先日長もの仕事を終えたのを機に
メインマシンMacPro MA970J/A の延命を計りシステムHDDをSSDへ換装しました。

SSDにはあまり拘りが無く、そこそこのパフォーマンスとコストとの
バランスで「ADATA SX900 128GB」2.5inchをチョイス。

そして、MacProのベイに2.5 inch SSDを取り付けるために
「林檎派 SSD Mounter Pro」を購入。

必要な物は以上で後は少し時間を使えば換装完了!の筈でしたが…
SSDへシステム移行は元のHDDをまんま移行したかったので、
SnowLeopard OSX 10.6.2 と Lion OSX 10.7.5 の2つのシステムを
パーティーション分けてTimeMachineで復元(←いつもの手順)。
問題はこの今更ながらのOSX 10.6.2 のシステムがSSD の必須TRIMという機能に
非対応でOSX 10.6.7以降だと言う事が発覚…
(Apple純正のSSDの場合は分かりませんが)

なぜ故にOSX 10.6.2 なのか…?
僕のMacProの環境はレコーディングや編集用にProTools HD(以下PTHD)、
作曲編曲用にDigitalPerformer(以下DP)がメインで動いています。
他に稀にあるマスタリングでWavelab7など。
その作編曲用のDPをDAEモード(PTHDのオーディオエンジン)で
動かす必要があり最新verのDP8以降、そのDAEモードが
廃止になったので使用不可…。なのでDP7.24という縛り。
そして、PTHDの方はというと(昔からですが)コイツが厄介モノで、
PTHD 8.0.3 cs2 がDAEモードで動かす最終バージョン。
そのPTHD 8.0.3 が何とOSX 10.6.1 or OSX 10.6.2 だけサポートなんです…
(動作保証を小数点単位でやるのは勘弁ですよ…他のソフトウェアーでは有り得ないです)

長くなりましたが、と言う理由があり一瞬悩んだんですが、
既にもう買ってしまったSSDを使わない手はないだろうと
システムをTRIMが対応するバージョンまで上げる事に。
(最悪、元々使っていたHDDと乗せ換えれば問題ないので)
結局SnowLeopard 最終ver 10.6.8へアップデートして、
Trim EnablerでTrimを無事にオン!
この時点(OSX 10.6.8にアップデートした段階)でシステム全体を
TimeMachineで念のため更にバックアップ。

DP7.24は10.6.8に対応しているので動作に問題はない(筈)。
DAEモードで動かす場合のPTHDのバージョンが問題で、
一応、HD 8.0.3 cs2で重めのセッションを立ち上げても
10.6.8上でも普通に動いてるようだけど念のため検証のためもあり、
PTHD 8.0.5 or 8.1.1のどちらかにアップデートしようと思い、
先ず、どうせならとPTHD 8.1.1に上げてみた。
DPをDAEモードに切り替えたら「DAEモード非対応」という内容の
アラート出現で断念。。。

またPTHDアップデート前へ復元で戻して、
今度はPTHD 8.0.5へアップデート(PTHD8.0.5はOSX 10.6.8対応ver)
こっちはDAEモードに切り替えが出来て全く問題が無い訳ではないけど
とりあえず使えそうな感じ。当面、このシステムで動かしてみようと思う。

とにかくメーカーさんの都合であった機能を無くすのは
幾らなんでも残酷過ぎるんじゃないかと思う訳です。

あと、SnowLeopard 最終ver OSX 10.6.8にアップデートした事で
先日買ったVienna Ensemble Pro 5 も最新バージョンで動かせます!



2014年の抱負

新年あけましておめでとうござます。

相変わらず、アベノミクスの恩恵など
微塵も感じない2013年でしたが、
それは音楽業界に限った事ではなく
様々な業界で言える事だと思います。
ようは、それは言い訳にも何にもならない、
ただの「負け惜しみ」だと言う事。

数年前、そこそこ忙しくさせて頂いていた頃は
儲ける(儲かる)事を何より重要視していました。
仕事でやっている以上、当たり前と言えば当たり前の事で、
当然ですが儲けていないと日常が成立しない訳ですから…
その当時の水準(仕事量や利益率など)で、
近年を比較すると、とてもじゃないけど溜め息しか出ない。
その落差に悩み、そしてストレスを感じている。
きっと、同じストレスを持った人は少なくないだろうと思います。

そんな中、徐々にですが見えて来た事もあり、
まず今の現状、時代背景も含めて「受け入れる」という事。
「過去の栄光」的な?モノにすがらず、そこからスタートする事で
新たな道が開けて行くのではないかと思います。
当然これまでのスタイルやスタンスでは
色んな場面で無理な事も出て来るでしょう。
それをその都度、試行錯誤を繰り返して、
行ったり来たりしながら、ひとつひとつを1からやり直す
つもりでやろうと思います。

必要以上に時代に流されない自分が本当に納得出来る事を信じて、
やり(創り)続けたいと思います。
今年は「やらされる」音楽ではなく「やる」音楽を沢山やります。
皆様、見守っていて下さい。

それでは今年も精進して参りますので、
何卒、宜しくお願い申し上げます。

Gold Rush Stdio 代表 杉本 敏 2014.1.1

KORG MR-2000S HDD換装

とても久し振りのブログ更新。

マスター用に使っている ”KORG MR-2000S” DSDレコーダー。
HDDへの記録方式なんですが容量が80GBと、
今となっては少々不安でした。
というのも、扱うデータ容量がPCM(wav,aifなど)に比べ、
DSDとなるとモードにもよりますが、1bit 5.6MHzという
PCMとは桁が違うレートなので消費容量は何倍にもなります。
(当然その分、より高音質なアナログの質感でマスターが作成出来ます)

という事でHDDの容量を増やそうと、
先日、未使用の250GBの該当製品を見つけました(画像参照)
最近では250GBでは少ない?と思うかも知れませんが、
何せ、使われているのが今更 2.5inch ATA規格(IDE)のHDDなので、
よく出回っている最大容量でも320GBなんです…
迷いましたが320GBだとATA規格の最大容量なだけあって
幾らなんでもコストパフォーマンスが悪すぎて却下しました。

換装作業そのものは、とても簡単で天板が、
トルクねじ10本を外すと中へアクセス出来て
直ぐ交換出来ました。
セットアップも容易で交換前に
不可視ファイル含む全てをPCへバックアップして、
HDD換装後、フォーマット(MR-2000S本体で)を行い
バックアップしたデータを書き戻して完了。
※注意すべきは換装後でも問題ないですが、
 システムを最新版 v1.6.1 へ上げておかないと128GB以上を認識しません。

という事で目出たくMR-2000Sの容量アップに成功したので、
今後は更に出番が増える事でしょう…^_^



今年も有り難うございました。

現在、23時30分。
間もなく2012年が終わります。

今年は大小問わず多くのレコーディングスタジオがクローズする中、
何とかやらせて頂けました。
これも、ひとえに皆様のお蔭と心より感謝しております。

決して「楽」という事はなかった一年でしたが、
こういう状況だからこそ立ち止まり足元を見て、
感じ考える事が沢山ありました…。

数値に変換された価値観に右往左往するのではなく、
ただ純粋に一人でも多くの人に届けて行きたい…
という思いで今年 2月から「Gold Rush Music」として
YouTubeで発信して行こうと決めました。

皆様、年末年始のお時間ある時に聴いてみて下さい
http://www.youtube.com/user/grstmusic

本当に今年はお世話になり有り難うございました!!
そして、来年も本年同様に宜しくお願い申し上げます!!

Gold Rush Studio 代表 杉本 敏 2012.12.31

システム移行完了かな…

もうリリースされてから 1年以上経っているのですが、
この度、ようやくNUENDOを ver.5 へアップグレードしました。
これを機に…
システムをXP 32bit → Windows7 Pro 64bitの移行。
システム+サンプルライブラリー用のHDD → SSDに換装。
そして、もちろんメモリも増設。

まず驚いたのがWindows7 Pro ってチップセットドライバー入っている。
もちろん「とりあえず動きますよ」的なMicrosoftが提供しているドライバーなので、
ちゃんとしたドライバーは詳細な型番、バージョンによって、
各メーカーからダウンロードしてインストールしないとダメですが。
でも、一昔前みたくフロッピーから、まずドライバー入れて…
みたいな事ないので楽チンです。
何度かトラブリましたが一通りインストール完了 ^^

一部サンプラーでアップグレードしないと動かないヤツがありますが、
以外は問題なく動いています。

インストール完了して動く事を確認したら「システムの最適化」です。
これがスゴく重要。だけど、その分面倒…
なぜなら、やり過ぎると起動しなくなるのです…
インストールより、遥かに時間が掛かりました。

まず音楽制作の専用機なのでセキュリティー系のモノは全切り。
Windows Updateやファイアーウォールやシステム保護など、
ようは、勝手に動いちゃう(同期系も含む)ヤツは全切りです。

あとは、Windows7 の提供するサービスを出来るだけ無効にする。
数があるんですが一つ一つ確かめて可能な限り無効にして行きます。
ソフトが使用する「サービス」というのがあるので、
それを無効にしてしまうとソフトが起動しなくなります。
それが見た目上では関連性が分からないので面倒なのです。

ようやく最適化も完了して、かなり快適なマシンが構築出来ました。

スペック:
OS:Windows 7 Profesional 64bit
MB:GIGABYTE GA-EX58-UD4
CPU:Intel Core i7 940 (2.97GHz)
RAM:24GB (4GB x6)
Storage:
システム:Intel SSD 520 series 120GB
サンプルライブラリー用:Intel SSD 330 series 240GB
データ:Seegate 500GB HDD x3



HDD → SSD 移行中

32bit Windows を64bitへ移行する目的で役者を揃えました。
(24GB RAM、SSD 120GB ×1、SSD 240GB ×1、Windows7 Pro 64bit版)
と言っても肝心な主役のNUENDO 5 のアップグレードが
まだ届かないので(今週中には届く予定)今回のメイン作業には
まだ着手出来ず…。

どのSSDにしようか色々調べた結果 Intel製のモノをチョイスしました。
最新の 330 series ×3台、520 series ×1台 計4台を今回買いました。
価格は 330 series<520 series(数値上のパフォーマンスも同様) なのですが、
おそらく体感出来る程のパフォーマンスに差はないと思いましたが、
一応、確認のため1台は520 series を選びました。
もし予想に反して520 seriesのパフォーマンスが圧倒的だった場合、
次回からは高くても520 series にします。

「この際だから」と別機Windows7 64bit サンプル・ライブラリー用に
240GB を1台入れました。
これは、EastWest QL Symphonic Orchestra Platinum =120GB
Spectrasonic Omnisphere,Stylus RMX X-PANDED,Trilian =89GB
合計 209GB を既存のHDDからコピーしライブラリーを再設定→完了^^
知らなかったんですがSSDって容量がギリギリ(残り約30GB)になると
赤い表示になるんですね(OSによって違うと思いますが)
当然、直ぐさま赤くなりました…(- -;;
知らないと最初は「いきなりトラブルか?」って少しビックリ ^^;;

そして「この際だから パート2」
MacPro か MacBookPro どちらか決めず、
今回どちらかSSDに移行しようと思い、更に1台買いました。
とりあえずMacBookProの方を今回はSSDに移行しました。
TimeMachine でバックアップ→ 内蔵HDD取外→SSD換装→ 復元
いやぁ〜便利になりましたね、ホント ^_^
大変なの乗せ換えのとこだけでした 。

とりあえず現状、移行作業はここまでですが、
噂通り、早いです〜^o^ そして静かだし振動も皆無、発熱も少ない。
これは思ったより早くMacProもSSDへ移行しそうな気配なので、
とりあえず、TimeMachine でバックアップだけは先にしておきました ^^

また、メイン作業のWindowsの移行作業はレポートします。
かなり期待大!!

落ち着かないと出来ない事

9月下旬で声優アルバム 全8曲の制作が完了して、
ようやく、そこそこ落ち着いています。
こういうタイミングでスタジオのバージョンアップをします。
ケーブル作ったり、必要な(欲しいだけ…とも言う)機材をチョイスしたり…
「スタジオの為にお金を使う」という事ですね。
と言っても限度はあるので(資金的に)、優先順位を付けて、
コレは!というモノを選びます。

今最優先に考えているのは、
WindowsXP 32bitマシンで動かしているSteinberg Nuendoのバージョンアップ。
Nuendo 5 へ バージョンアップしてシステムも64bit化。
それに伴ってプラグイン周りもモノによってバージョンアップが必要になる。
そして「64bit化=メモリ増設」という、まぁ次から次と…なんですね。
それに加えて最近値下がりして来たしSSD化も視野に入ってしまう…^^;;
ただ、追々少しづつ…という訳には行かない所なので、
やるなら、「せーの!」で行かないとダメ。

よーく財布と相談して、一番良き所を探します。
そうこう言ってると、また忙しくなっちゃうから、
今週決めて来週実行くらいのスピード感でやらないと!!



SSL MicPre+EQ 導入

コンソールメーカーとして世界的に有名な「Solid State Logic(通称SSL)」の
2ch マイクプリ+EQ「Logic FX G383」を買いました ^^

この「Logic FX G383」は現行の量産されるようになる前の
1990年代前期の製品です(当然、既にディスコン)結構なレアアイテム。

当スタジオは僕が好きだという理由で
NEVE系(AMEK,Brent Averill…etc)が多く
別キャラのアウトボードがいるなぁと前々から思っていたので
探していたのですが、なかなか見つからずでした。

が、今回ようやく手に入れる事が出来ました〜(^_^)
高かったけど…ま、仕事頑張ればイイんだ!!!




MOTU HD192 個体差は?

この度、WindowsマシンのAudio Interface を同じモノにしました。
以前は、Nuendo 4 マシン(主にDAWマシンとして使用)→ MOTU HD192
Cubase 6 マシン(64bit環境のサンプラーマシンとして使用)→ MOTU 1296
で、ここ数年使ってきましたが、Cubase 6 の方もHD192に変更しました。
他社製品でもNativeの場合は選択肢が多い中、仕事で使うとなると、
「安定性」「音質」を最優先に考える必要があるためコレなんです。
他社製品も試聴するんですが利便性、機能性が重視されたモノが多く、
肝心な音が良くないんです。音質面では超高額なモノを除くと、
このレベルの製品はないんです。(あくまで主観です)

上段が以前から使っていたHD192で下段が今回変えたHD192です。
そこで音を聴き比べました(こういうの結構好きなんです ^^; )
当然、傾向としては同じモノなので大きな差はなくて当たり前なんですが、
それでも「良い」「悪い」ではなく「違う」のは確かでした。
元々、このMOTU HD192 自体がガッツあるロックな感じの
押出し感の強い音の傾向なのですが、
変えた方の個体の方は中でも大人っぽくシュッとした印象…
ジャンルによって使い分けるとベストかな?と思っております。
結果はロック好きの僕にとっては以前からのHD 192の方が好みでした ^^