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KORG MR-2000S HDD換装

とても久し振りのブログ更新。

マスター用に使っている ”KORG MR-2000S” DSDレコーダー。
HDDへの記録方式なんですが容量が80GBと、
今となっては少々不安でした。
というのも、扱うデータ容量がPCM(wav,aifなど)に比べ、
DSDとなるとモードにもよりますが、1bit 5.6MHzという
PCMとは桁が違うレートなので消費容量は何倍にもなります。
(当然その分、より高音質なアナログの質感でマスターが作成出来ます)

という事でHDDの容量を増やそうと、
先日、未使用の250GBの該当製品を見つけました(画像参照)
最近では250GBでは少ない?と思うかも知れませんが、
何せ、使われているのが今更 2.5inch ATA規格(IDE)のHDDなので、
よく出回っている最大容量でも320GBなんです…
迷いましたが320GBだとATA規格の最大容量なだけあって
幾らなんでもコストパフォーマンスが悪すぎて却下しました。

換装作業そのものは、とても簡単で天板が、
トルクねじ10本を外すと中へアクセス出来て
直ぐ交換出来ました。
セットアップも容易で交換前に
不可視ファイル含む全てをPCへバックアップして、
HDD換装後、フォーマット(MR-2000S本体で)を行い
バックアップしたデータを書き戻して完了。
※注意すべきは換装後でも問題ないですが、
 システムを最新版 v1.6.1 へ上げておかないと128GB以上を認識しません。

という事で目出たくMR-2000Sの容量アップに成功したので、
今後は更に出番が増える事でしょう…^_^



マスタリングしました。

この前、Mixしたヤツのマスタリングをしました。
曲制作やレコーディングやMixに比べてマスタリングは、
あまりしませんが今回はPMCD納品までの仕事だったので、
マスタリングまで行いました。

あまり、大掛かりな事はしないというか出来ないのですが、
Mix時に、Pro Tools → Digidesign 192 → (Analog) → KORG MR-2000SにDSDでRec。
その後、マスタリングで、
KORG MR-2000S → (Analog) → TC electronics Finalizer 96k → (Digital) → APOGEE AD8000で
Pro Tools に書き戻しています。

全てのプロセッシングおよびAD変換は、Finalizer 96kで行っています。
Mixでプラグインを使って、マスタリングでもプラグインは使いたくないので、
僕がマスタリングする時はこれです。

ここでのマスタリングの立役者は何と言っても”DSDフォーマット”
本当に嘘みたいに素晴らしいんですよ。KORG MR-2000S様様です。

そして、もう長く愛用してますが、TC electronics Finalizer 96k。
(これに取って代われる機材は未だ見当たりません)
色んなシュミレーションされたプラグインが各社から出ていますが、
(当然このFinalizerもプラグインでもあります)
やはり、当たり前だけどハード(本物)はイイですよ!

あと、”APOGEE AD8000″ 今となっては古くなってしまいましたので、
SNなんかは今の製品より、ずっと悪いと思います。
でも、理屈ではなくて、すごく音楽的で素晴らしいんです。
やっぱ音楽は数字上のスペックだけでは
決して計れないし計ってはいけないんですね…

また明日から、別件が始まるので
夏前に夏バテしない様に頑張ろう!!